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洗い流すトリートメントのダメージ髪への正しい使い方5選 パサパサが変わる選び方も解説

正直に言うと、トリートメントの使い方を間違えていた時期が、私にもありました。

毎日欠かさずつけているのに、鏡の前でため息が出るほどパサパサのまま。「もしかして、私の髪って治らないのかな」と、諦めかけていた時期があったんです。

実は、そのパサパサの原因は髪質ではなく、トリートメントの使い方にあったんです。

トリートメントはシャンプーと違い、つけるタイミング・放置時間・流し方ひとつで効果がまるで変わります。正しい順番を知らないまま使い続けると、せっかくの成分が髪に浸透せず、表面を通り過ぎるだけになってしまうんですね。

この記事では、洗い流すトリートメントのダメージ髪への正しい使い方を5つ、順番に解説します。パサパサが続いている方ほど、ぜひ最後まで読んでみてください。きっと「そこが違ったのか」という発見があるはずです。

洗い流すトリートメントが効かない理由は「使い方」にある

洗い流すトリートメントが効かない理由

多くの人がやってしまっている3つのNG使い方

美容師として年間200名以上の方の髪を触っていると、「毎日トリートメントしてます」という方でも、使い方に共通したミスがあることに気づきます。

代表的な3つを見てみましょう。

✕ やりがちなNGな使い方

・シャンプー直後の水分が残ったまま、すぐトリートメントをつける
→表面に水の膜ができていて、成分が髪の内部に届かない

・根元〜毛先まで全体にまんべんなくつける
→頭皮に成分がつくと毛穴が詰まり、頭皮トラブルの原因になることも

・「もったいない」と少量しかつけない
→ダメージが強い毛先は成分をたくさん必要とする。ケチると効果が半減する

◎ 正しい使い方の基本

・タオルやぬれた手で、余分な水分を軽く取ってからつける
・根元を避けて中間〜毛先に集中してなじませる
・毛先は少し多めにつけてからコームで均一に伸ばす

この3つを意識するだけで、トリートメントの効果がぐっと上がります。

「洗い流す」と「洗い流さない」トリートメントの役割の違い

まず、

洗い流すトリートメント(インバス)=髪の内部に栄養を補給する
洗い流さないトリートメント(アウトバス)=表面をコーティングして外部ダメージから守る

とそれぞれ役割が違ってきます。

パサパサがひどい方は、インバスで内部を整えてからアウトバスで仕上げる「2ステップケア」がベストです。どちらか一方だけでは、効果が出にくいのが正直なところ。

それこそ、洗い流さないトリートメントだけ毎日使っていても内部のダメージが補修できていない、というケースが100人中60人くらいいます。洗い流すタイプと組み合わせてこそ、本来の力が発揮されるんですね。

洗い流さないタイプの選び方については、洗い流さないトリートメントの選び方5つ ダメージ毛がまとまるおすすめタイプを美容師が解説も参考にしてみてください。

ダメージ髪に効く洗い流すトリートメントの正しい使い方5選

ダメージ髪への正しい使い方5選

使い方①:シャンプー後は軽く水分を取ってからつける

シャンプー後にそのままトリートメントをつけていませんか?

これ、実は最もよくある「効果を半減させる習慣」なんです。

シャンプー直後の髪は、表面に薄い水の膜が張っている状態。この膜があると、トリートメントの成分が弾かれてしまい、キューティクルの内側まで届かないんですね。

なので、

①シャンプーをしっかりすすぐ
②ぬれた手で髪を軽く握るように水分を取る(タオルがあれば軽く押さえる)
③「濡れているけど、ポタポタと水が垂れない」くらいの状態でトリートメントをつける

この手順が正解です。完全に乾かす必要はありません。「適度に濡れている」状態がトリートメントの成分にとって一番入り込みやすいんです。

使い方②:根元を避けて中間〜毛先から丁寧になじませる

トリートメントは「全体につける」ものではありません。髪のダメージが集中している中間〜毛先に集中的につけることが大切です。

理由は2つ。

・頭皮の毛穴にトリートメント成分が詰まると、皮脂バランスが崩れやすくなる
・根元付近は新しく生えた髪なのでそれほどダメージを受けていない

具体的には、耳から下・毛先10センチ程度に重点的につけるイメージ。そこからコームやブラシで上に向かって伸ばすと、ムラなく全体に行き渡ります。

毛先は特に、

「少し多めにつけて、指でギュッと握るようにしてなじませる」

という動作が効果的。指の体温で成分が溶け出して、キューティクルの隙間に入り込みやすくなります。

あかり
あかり

毎回全体につけてた…根元はつけちゃダメだったの知らなかった

スタイリスト
スタイリスト

根元につけるとベタつきの原因になることも多いんです。中間〜毛先を意識するだけでかなり変わりますよ。

使い方③:放置時間は「3〜5分」が黄金ゾーン

「長くおくほど効果が出る」と思って、トリートメントをつけたまま10分・15分と放置していませんか?

ここだけの話なんですが、一般的な市販トリートメントの放置時間は3〜5分で十分なんです。それ以上置いても追加の効果はほとんど出ません。

なぜかというと、トリートメントの成分は「浸透する限界量」があって、髪が必要な分を吸収したら、それ以上は吸収されないしくみになっているから。長く置くと逆に成分が酸化したり、すすぎが不十分になってべたつく原因になったりすることも。

ただし、サロン専売品や「集中ケアタイプ」と書かれたものは、10〜15分の放置を推奨しているものもあります。パッケージの指定に従うのが一番です。

放置時間の目安

市販トリートメント:3〜5分がベスト
サロン専売・集中ケアタイプ:パッケージ表記に従う
蒸しタオルで包むと浸透率がアップ(温度で毛穴が開く効果)

使い方④:すすぎは「ぬるめのお湯でしっかり」が正解

トリートメントのすすぎは、意外と見落とされがちなポイントです。

ここで失敗している人が多くて、

熱いお湯ですすいでしまう → せっかく浸透させた成分が熱で流れ出す
すすぎが不十分 → 残留成分が毛穴に詰まりやすくなる

という2つのミスをしてしまうと、効果がガクッと下がります。

理想は、36〜38℃のぬるめのお湯で1〜2分かけてしっかり流すこと。頭皮の部分は特に念入りに。最後だけ少し冷水にすると、キューティクルが引き締まって指通りがよくなります。

「まだぬるっとするかな?」と感じるくらいまですすいだら、ちょうどいい感覚です。完全にきしきし感が出るまで流してしまうと、保湿成分まで落としてしまうので注意してください。

使い方⑤:ダメージレベルに合ったトリートメントを選ぶ

5つ目は「使い方」というより「選び方」のポイントなのですが、正しい使い方をしていても髪のダメージレベルに合っていないトリートメントを使うと、効果が出にくいんです。

ダメージのレベルは大きく3段階で考えると選びやすくなります。

ダメージレベル別トリートメントの選び方
  1. 軽めのダメージ(熱ダメージ・ちょっとパサつく)
    保湿成分メインのタイプ。ヒアルロン酸・コラーゲン配合のものが◎
  2. 中程度のダメージ(ヘアカラー・パーマ後)
    タンパク質補修成分(ケラチン・シルク)が入ったものを選ぶ
  3. 強めのダメージ(ブリーチ・繰り返しカラー)
    CMC(セラミド系)成分配合の集中補修タイプ。週2〜3回の集中ケアが効果的

ヘアカラー後のパサパサが気になる方は、ヘアカラー後のパサパサ髪を防ぐ方法5選 色落ちも抑えるプロのケアを解説も合わせて読んでみてください。カラー後ケアのプロの視点をまとめています。

毎日のトリートメントを最大限に活かす3つの習慣

毎日のトリートメントを最大限に活かす3つの習慣

お風呂の前にブラッシングを忘れずに

シャンプー前のブラッシング、やっていますか?

実は、シャンプー前に髪の絡まりを取っておくと、トリートメントの浸透が格段によくなります。絡まったまま洗うと、摩擦によるダメージがシャンプー中にどんどん増えてしまうんですね。せっかくトリートメントをつけても、洗っている間に新しいダメージを作り続けていたら効果が追いつかない、というみたいな現象が起きます。

粗めのコームやブラシで、毛先から少しずつほどくように、上に向かってブラッシングするのがポイントです。これだけで、トリートメント後の指通りがかなり変わります。

週1〜2回は「蒸しタオル放置」で集中ケアを

毎日のトリートメントに加えて、週1〜2回は蒸しタオルを使った集中ケアをプラスするのがおすすめです。

やり方は簡単。

①タオルをお湯で濡らして、軽く絞る(熱すぎず、手で触れるくらいの温度)
②トリートメントをつけた髪に巻きつける
③そのまま5〜10分放置してからすすぐ

蒸気の熱でキューティクルが少し開き、トリートメントの成分が内部に届きやすくなります。市販のトリートメントでも、サロンケアに近い仕上がりを感じてくださる方が多いです。

特に産後で髪がパサパサになった方や、ブリーチで傷みがひどくなっている方など、ダメージが強い方ほど、この「週1回集中ケア」の効果を実感しやすいです。

ドライヤーの乾かし方もセットで見直す

トリートメントをどれだけ丁寧にしても、ドライヤーの乾かし方が雑だと、せっかくのケアが台無しになってしまうことがあります。

ポイントは3つ。

・ドライヤーは20〜30センチ以上離す(近すぎると熱ダメージが大きい)
・根元→中間→毛先の順に乾かす(毛先だけ集中的に熱を当てない)
・最後に冷風で仕上げる(キューティクルが引き締まってツヤが出やすくなる)

乾かしながら、少し下に引っ張りながら乾かすと、くせが出にくく仕上がりもまとまりやすくなります。

パサパサが続く場合に確認したい「見落としがちな原因」

パサパサが続く場合の見落としがちな原因

シャンプー選びがトリートメントの効果を左右することも

「トリートメントをちゃんとしているのに、全然変わらない」という方の多くが、シャンプーとトリートメントの相性を見落としています。

どれだけ高品質なトリートメントをつけても、その前のシャンプーで髪のタンパク質を必要以上に溶かしたり、キューティクルを荒らしてしまっていたりすると、トリートメントが入る余地がなくなってしまいます。

特に注意したいのが、硫酸系の洗浄成分(ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Na)が入ったシャンプー。洗浄力が強すぎて、ダメージ毛にとっては必要な油分まで取りすぎてしまう可能性があります。

ダメージが気になる方は「アミノ酸系シャンプー」を選ぶと、洗浄力がマイルドで髪への負担が少なく、トリートメントの効果が出やすくなります。

シャンプー成分のチェックポイント

成分表の上の方に「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」が書かれていたら洗浄力が強めのサイン。ダメージ毛の場合は「グルタミン酸系」「コカミドプロピルベタイン」などが主成分のアミノ酸系を選ぶと、トリートメントとの相性がよくなります。

トリートメントの「頻度」は毎日が正解とは限らない

「毎日トリートメントをしないといけない」と思っていませんか?

実は、健康な髪の方が毎日トリートメントをしすぎると、逆に髪がべたついたりふんわり感がなくなったりすることがあります

一般的な目安としては、

・ダメージが強い方(ブリーチ・繰り返しカラー)→ 毎日OK。週2回は集中ケアタイプを
・普通のカラー・パーマをしている方 → 週3〜4回程度でも十分
・あまり傷みのない方 → 週2〜3回でOK

「毎日やっているのに効果が出ない」という方は、一度頻度を見直してみるのも手かもしれません。過剰なケアが逆効果になっていることも、意外とあったりするんですね。

洗い流すトリートメントのよくある疑問Q&A

洗い流すトリートメントのよくある疑問QA

Q. コンディショナーとトリートメントって違うの?

A. 役割が少し違います。

コンディショナー(リンス)は主に髪の表面をコーティングして指通りをよくするもの。トリートメントは髪の内部に栄養を補給して、根本からダメージを整えるものです。

成分的にも、トリートメントの方がタンパク質系・補修系の成分を多く含んでいることが多いです。パサパサや切れ毛が気になる方は、コンディショナーよりトリートメントを選ぶのがおすすめです。

Q. シリコン入りとシリコンフリーはどっちがいい?

A. 一概にどちらがいい、とは言えません。

シリコン入りは仕上がりのツヤ・まとまり感が出やすく、日常ケアには使いやすいです。ただし、ダメージが深刻な場合は表面をコーティングしてしまって、本来の補修成分が内部に届きにくくなることも。

シリコンフリーは補修成分が直接浸透しやすく、地肌にも優しいのが特徴です。ただし仕上がりの「ツルツル感」はシリコン入りより控えめになることが多いです。

傷みが特に強い方は、週1〜2回のシリコンフリー集中ケアと、日常使いはシリコン入りで使い分けるのが一番バランスがよかったりします。

ゆい
ゆい

使い分けるって発想がなかった!週1集中ケアとか絶対やってみる

スタイリスト
スタイリスト

日常ケアと集中ケアを使い分けるだけで、数週間後には変化を感じてもらえることが多いですよ。

まとめ:洗い流すトリートメントの正しい使い方5つ

まとめ 洗い流すトリートメントの正しい使い方5つ
この記事のまとめ
  1. シャンプー後は軽く水分を取ってからトリートメントをつける
  2. 根元を避けて中間〜毛先に集中してなじませる
  3. 放置時間は3〜5分が黄金ゾーン(集中ケアタイプは表記に従う)
  4. すすぎはぬるめのお湯でしっかり。最後は冷水で引き締め
  5. ダメージレベルに合ったトリートメントを選ぶ

パサパサが直らないのは、髪質のせいではないことがほとんどです。使い方を少し変えるだけで、同じトリートメントでも効果が変わってきます。

まず今日のお風呂から、「水分を取ってからつける」「根元を避ける」の2つだけ意識してみてください。それだけでも、翌朝の髪の手触りが変わるのを感じてもらえるはずです。

自分に合ったトリートメントと正しいケア習慣で、あなたの髪は必ず変わります。パサパサに悩んでいた頃の自分みたいに、諦めないでほしいんです。丁寧なケアは、必ず髪に伝わります。

ヘアオイルとのセット使いでさらに効果を高めたい方は、パサパサ髪が変わるヘアオイルの正しい選び方5つも合わせてチェックしてみてください。

それでもなかなか改善しない場合は、一度サロンでのトリートメントを試してみるのもひとつの選択肢です。ADDICT CAREの公式LINEでは、表参道のスタイリストが髪の状態に合わせたケアメニューを提案してくれますよ。

ps. シャンプー前のブラッシングは、100円ショップの粗めコームでも十分効果があります。まずは手持ちのアイテムから試してみてくださいね。

参考:医薬部外品に関する情報(厚生労働省)