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湯シャンって何?3つのメリットとデメリットも紹介―抜け毛、白髪には効果があるの?―

お湯だけで洗う洗髪方法、”湯シャン”。湯シャンは女性の髪悩みにおすすめのヘアケアで芸能人にも実践者多数います⭐️今回はそんな湯シャンについて説明していくね❤️

「湯シャン」とは

その名の通り、シャンプーや石けんなどの洗浄剤を使わずに髪の毛を洗う方法のことです。数年前から日本でも人気が高まっており、芸能人にも実践者がいるヘアケア方法です。

そんな湯シャンについて、どんな効果があるのか解説していきます。湯シャンのやり方やコツ、メリット・デメリットについても紹介するので、髪悩みがある方はぜひ参考にしてください。

湯シャンのやり方・手順

湯シャンの詳しいやり方や手順をご紹介していきます。女性・男性問わず同じやり方でOKです。

①お風呂に入る前に乾いた髪をブラッシングする

まずはお風呂に入る前の乾いた髪を、ブラシで丁寧に梳かしていきましょう。ブラッシングすることで、頭皮や髪のほこりなどを取り除くことができます。また髪の毛のもつれがほどけることでお湯がいきわたりやすくなるので、湯シャンの前には必ずブラッシングを行いましょう!ブラッシングは毛先→中間→根元の順番で最後に前から後ろにむかって梳かすと、髪全体をまんべんなくブラッシングできますよ!

②40度以下のぬるま湯を頭皮にかける

ブラッシングを終えてお風呂に入ったら、シャワーヘッドを頭皮へ近づけてぬるま湯をかけます。お湯は40度以下のぬるま湯がおすすめです。皮脂を落としすぎないためにも、熱すぎない温度に設定しましょう。ぬるま湯で時間をかけてしっかりすすぎ洗いをしましょう!

③頭皮をマッサージしながら4~5分ほどかけて洗う

頭皮にぬるま湯をかけながらマッサージするように洗うと、汚れを落としやすくなります。指の腹を使って、頭の下から上へ円を描くようにマッサージしましょう。4〜5分間ほどかけて丁寧に行ってください。

爪先で洗うと引っ掻いて頭皮を傷つけてしまう可能性もあるので注意が必要です。爪が長い方や力の調節が難しい方は、シャンプーブラシを使うのもおすすめです!

④ドライヤーでしっかり乾かす

タオルドライしてからドライヤーを使って髪を乾かします。自然乾燥は髪が痛む可能性があるため必ずドライヤーを使用しましょう!生乾きは臭いやかゆみなどの頭皮の悩みを引き起こす原因となってしまいます…。

ドライヤーで髪の根元から中間〜毛先へ向かってしっかりと乾かしましょう。温風で乾かしてから冷風を当てれば、髪の毛にツヤ感が出ます!

シャンプーを使わずにお湯で頭を洗うことで、どんな効果があるのか気になりますよね。ここからは湯シャンのメリットについて3つご紹介します!

メリット①頭皮の乾燥を防ぎ、かゆみやフケが軽減される

洗浄力の高いシャンプーは、頭皮に必要な皮脂まで落としてしまうことがあります。皮脂を落としすぎると頭皮の乾燥やかぶれ・かゆみが発生する原因に。

シャンプーや石けんを使わない湯シャンなら、必要な皮脂を守って頭皮を健やかに保ち、乾燥を抑えることが可能です!皮脂が正常に分泌されるようになれば、髪質改善にもつながります。

メリット②抜け毛の予防につながる

湯シャンは抜け毛の予防にもおすすめです。湯シャンの場合、抜け毛の原因といわれる「シャンプーのすすぎ残し」が発生しないためです。

シャンプーを洗い流し切れないと、シャンプーの刺激で頭皮環境が悪化して髪の毛が抜けることがあります。しかし洗浄剤を使用せずお湯だけで洗う湯シャンなら、シャンプーが頭皮に残ることはありません。抜け毛や薄毛が気になる方は、湯シャンに切り替えてみても良いかもしれません。

メリット③白髪染め後のカラーが長持ちする

湯シャンで頭皮環境が改善されると、健やかな髪が生えやすくなります。

また、シャンプーを使わないことで白髪染めの色落ちを防ぐことができる点もメリットといえます!染めた後のカラーが長持ちするので、ヘアカラーの頻度が減って楽になります!

湯シャンのデメリット3選|臭い?べたつく?

シャンプーを使わないと臭いやべたつきが気になるのでは?と気になる方もいるでしょう。ここでは湯シャンのデメリットをご紹介します。

デメリット①湯シャンを続けた結果、臭いが気になることも

洗浄力の強いシャンプーを使わない湯シャンは、皮脂を落とす効果が弱め。これは、頭皮に必要な皮脂を守るという点ではメリットといえます。しかし余分な皮脂が頭皮に残ると、臭いやかゆみなどのトラブルが生じる場合もあります。もともと皮脂量の多めな方は、臭いが気になることもあるので注意が必要です。

デメリット②湯シャンだけでは整髪料を落とせない

ヘアオイル・ワックス・スプレーなどの整髪料には、油分が多く含まれています。洗浄力の弱い湯シャンでは整髪料の油分をしっかり落とすことが難しいので、湯シャンをする際は整髪料が使えないのはデメリットといえます。湯シャンを始めるには、お湯で落とせる整髪料にするか、整髪料やスタイリング剤の要らない髪型に変えるなどの工夫が必要かもしれません。

デメリット③髪がパサつく、枝毛ができやすくなる

シャンプーには髪の毛をコーティングする成分が含まれているものが多いです。しかしシャンプーを使わない湯シャンでは髪をきれいに保つ成分は補えないので、パサつきや枝毛・切れ毛などの問題が起きることがあります。

湯シャンが自分の髪質に合うかどうか、しっかりと見極めましょう。

湯シャンのコツ・注意点

「今日から湯シャンを始めよう!」といきなり毎日の洗髪を湯シャンに切り替えてしまうと、トラブルが発生する可能性もあります。湯シャンするなら自分の頭皮の状態や髪質に合わせて試行錯誤していくことが重要です。ここでは湯シャンを行う際のコツや注意点を解説していきます!

一日おきなど徐々にシャンプーの回数や量を減らすのがおすすめ

シャンプーを使用して洗髪していた人が突然湯シャンをすると、皮脂の分泌量が増えてベタつき・臭いなどの原因になる場合も。シャンプーの使用頻度を1日おきにしてみたり量を徐々に減らすことで皮脂の過剰分泌を防ぐことができるので、はじめたては段階的に行っていくのがおすすめです!

効果が出るまでは時間がかかる

湯シャンは1回で効果が出るようなものではありません。人の肌が生まれ変わる周期(ターンオーバー)は約28日程度なので、頭皮環境や皮脂バランスなどが整うまでは数週間~1ヶ月くらいはかかります!しばらくは効果が感じられなくても1ヶ月程度は気にせず続けてみるのがおすすめです。

ただしかゆみやべたつきなどのトラブルが発生した場合は湯シャンが合わない可能性があるので、続けるべきかしっかり検討しましょう。

たまにシャンプーを使う

湯シャンに切り替えてからも、湯シャンだけでは汚れが落ちない場合やすっきりしたい日はシャンプーで洗髪してOKです。例えば焼肉屋さんに行った日やタバコの煙を浴びた日などは、湯シャンでは臭いを落とすことが難しいため、シャンプーを使った方が良いでしょう。せっかく改善してきた頭皮環境を壊してしまわないか心配な方は、洗浄力が弱めの低刺激シャンプーを使うのがおすすめです。

かゆみなど頭皮への異常があった場合にはすぐに受診を!

肌質が異なるように、頭皮のタイプも人それぞれ。お湯だけで髪を洗うことでシャンプーによる刺激はなくなりますが、湯シャンは全員に適した洗髪方法ではないので要注意!湯シャンが合わず、人によってはかぶれ・かゆみ・炎症などの異変を引き起こすこともあるので注意が必要です。もしも異変を感じたときには、無理をせず医療機関に相談をしましょう。

いかがだったでしょうか?
比較的乾燥肌さんやアトピーさんに向いている洗髪方法かと思いますが、自分の髪質や頭皮の状況では湯シャンが効果的に働く場合もあります⭐️ご自身の頭皮と相談して適切なケアをしていきましょう❤️