美しい髪を手に入れるには、ヘアケアアイテムへの投資は重要です。
とはいえ、一体ヘアケアの「どこに」お金をかければ良いのか迷ってしまいませんか?
例えば、サロンの高いトリートメントや高価なヘアケアアイテムが、必ずしも自分にとって効果的とは限りません。
そこで、今回はヘアケアのなかでも「お金をかけるべきアイテム」と「意外と節約できるアイテム」を分類してわかりやすくご紹介します。最後まで読んで、賢く美髪を手に入れるためのヒントを見つけてください。
ヘアケアアイテムはどこにお金をかけるべき?
美髪を目指すうえで特にこだわりたいのが「髪の基礎を整えるアイテム」です。ここを節約すると、どんなに高価なスタイリング剤を使っても、理想の仕上がりにはなりません。では、お金をかけるべきアイテムを3つに絞ってご紹介します。
① シャンプー
シャンプーは、毎日使うアイテムだからこそ真っ先にこだわるべきアイテム。髪を清潔に保つだけでなく、頭皮環境を整える役割も果たすため、成分に注目して選ぶことが大切です。
特に、髪のトラブルは頭皮環境が原因になりがち。乾燥やベタつき、かゆみなどを防ぐためには、頭皮までケアできるシャンプーを選ぶことがポイントです。
また、安価なもののなかには洗浄力が強すぎるものも多く、頭皮を傷めてしまう可能性もあります。やさしい洗い上がりを求める人は、アミノ酸やベタインが配合されたシャンプーを選びましょう。
さらに、少量でもしっかり泡立つシャンプーを選べば、長持ちしてコスパも良くなります。髪の毛をよく濡らしてから洗うと、少ない量でも十分な泡立ちが得られるため、シャンプー前の湯洗いも入念に行ってください。
② インバストリートメント
シャンプー後のトリートメントもヘアケアでは欠かせないアイテム。
特に、お風呂のなかで使うインバストリートメントは、髪の内部に栄養を与え、ダメージを補修する役割があります。ここにお金をかけることで、髪の質感が大きく変わるでしょう。
特にカラーやパーマを繰り返している方は、トリートメントによるケアが大切。髪が細めの人は軽い仕上がりのトリートメントを、髪が太い人はオイルや保湿成分が配合されたしっとり仕上がるタイプを選びましょう。
また、余裕があれば、毎日使うトリートメント以外に、集中的に髪を補修できるスペシャルケア用のトリートメントを持っておくこともおすすめです。
③ アウトバストリートメント
アウトバストリートメントは、お風呂上がりに使うアイテムです。髪を乾かす前に塗布することで、ドライヤーの熱から髪を守り、ツヤを与えてくれます。
ドライヤーの熱や、紫外線などの外部ダメージから髪を守るためには、アウトバストリートメントが必須。アウトバストリートメントで髪をコーティングせずにドライヤーを使用すると、毛先がパサついたり、広がりやすくなってしまいます。
また、アウトバストリートメントは主にオイルタイプとミルクタイプの2種類に分かれます。しっとりまとまる髪を目指したい人はオイルタイプ、ふわっと軽い仕上がりを好む人はミルクタイプがおすすめです。
また、好みの香りを選ぶと毎日のヘアケアがリラックスタイムになりますよ。
余裕があるなら次のアイテムにもお金をかけよう
最低限お金をかけるべきアイテムが分かったところで、ほかのアイテムの選び方も気になりますよね。そんなヘアケアに対するモチベーションが高い人は、次のアイテムにも投資してみましょう。
④ 髪の紫外線対策グッズ
紫外線対策は、実は健康的な髪を保つうえでも気をつけたいポイント。
紫外線は肌だけでなく、髪にもダメージを与えるからです。紫外線を浴び続けると、髪が乾燥してパサつきやすくなり、色落ちの原因にもなります。
そのため、紫外線を防ぐヘアスプレーやヘアミストは、日差しが強い季節だけでなく、年間を通して使うのがおすすめです。最近では、髪を紫外線から守りつつ、保湿効果もプラスしてくれるものも数多く登場しています。
髪の紫外線対策グッズを選ぶ際は、できるだけベタつきが少ないものを選んでください。軽やかに仕上がるものは、スタイリングの邪魔をせず、外出中でもサッとつけ直せますよ。特に、生え際や頭頂部は紫外線を受けやすため、重点的にスプレーしましょう。
⑤ ドライヤー
ドライヤーは毎日使うものだからこそ、良いものを選べば選ぶほど髪質がグッとよくなります。
例えば、安価なドライヤーは風量が弱いものが多く、髪を乾かすのに時間かかります。そして、熱が髪に当たる時間が長いと、それだけ髪も傷みやすくなります。
一方、高性能なドライヤーは風量が強く短時間で髪を乾かせるため、ダメージを軽減できます。さらに、マイナスイオンが出るタイプや、温度調節機能を持つタイプもあるため、髪のキューティクルを保護しながら熱を加えられるでしょう。
⑥ ヘアアイロン
スタイリングの幅を広げるために、ヘアアイロンを使う人も多いはず。ヘアアイロンは、髪を巻いたり、ストレートにしたりと、自由にスタイリングができる便利なアイテムですが、熱によるダメージを受けやすいため、品質の良いものを選ぶことが大切です。
特に注目すべきは、温度調節機能。細かく温度を設定できるタイプであれば、髪質に合わせて適切な温度で扱えるため、ダメージを最小限に抑えられます。
また、プレートの素材も重要です。テフロン加工やチタニウムプレートの場合、髪への摩擦を抑えつつ熱をあてられるため、毎日使用する人は素材を意識して選んでください。
お金をかけなくても何とかなるヘアケアアイテム
限られた予算の中で美髪を目指すなら、節約できるアイテムも知っておくと便利です。ここでは、お金をかけなくても良いヘアケアアイテムを3つご紹介します。
① ヘアブラシ
ヘアブラシは毎日使いますが、意外とお金をかけなくても問題ないアイテムです。髪を整えるためには欠かせませんが、あえて高価なものを選ぶ必要はありません。
プラスチック製よりも木製のブラシの方が静電気を防ぎやすいため、その点は考慮できますが、大きさやデザインを重視しない限り、こだわらなくても髪が傷む原因にはなりにくいでしょう。
ただし、ブラシは頻繁に梳かすと摩擦によって髪にダメージを与えてしまいがち。つまり、ブラシそのものよりも、ブラシを通す回数が減るように努力するほうが髪にとって良い影響があります。
② ヘアスタイリング剤
ヘアワックスやスプレー、ジェルなどのスタイリング剤は、髪型を決めるのに役立ちますが、高額なものを選ぶ必要はありません。自分の髪質やスタイルに合ったものを選べば、プチプラでも十分使いやすいアイテムが揃っています。
スタイリング剤は、少量を手に取り、手のひらでよく伸ばしてから髪に馴染ませるのがポイント。つけすぎるとベタついてしまうため注意してください。
また、スタイリング剤を使った日は、シャンプーの前にブラッシングや湯洗いで付着しているものをしっかりと落とすよう心がけましょう。
③ スカルプケアブラシ
頭皮をマッサージするためのスカルプケアブラシも、安く手に入るアイテムです。スカルプケアブラシはマッサージ効果を得るためのものであるため、お金がかけられない場合はハンドマッサージでも代用できます。
唯一気をつけるべきところは、頭皮に加える力の強さです。手とブラシどちらを使う場合でも、頭皮を傷つけないように、やさしくプッシュしましょう。
特に、ブラシを選ぶ場合には柔らかいシリコン製のものがおすすめです。
コスパを重視して賢く美髪課金をしよう
今回は、ヘアケアアイテムのなかで「お金をかけるべきアイテム」とそうではないものを紹介しました。
美髪を目指すなら、何にお金をかけるべきかを見極めることが大切。
あらゆる高価なアイテムを試すのではなく、効果が実感できる部分に集中して課金し、無駄を省いて美髪を手に入れましょう。