髪質改善トリートメントはどのくらいの期間持つのでしょうか?
せっかく受けた髪質改善トリートメントもすぐに効果が実感できなくなってしまっては意味がないですよね。
今回は、髪質改善トリートメントの持ち期間と、トリートメントの持ちを良くする方法を紹介します。
これから髪質改善トリートメントを受ける人も、もう受けている人も参考になる記事になっているのでぜひ最後まで読んで下さい。
髪質改善トリートメントとは
まず、髪質改善トリートメントとはそもそもどういうものを指すのでしょう?
髪質改善トリートメントとは、サロンで受けられるスペシャルケアの一つで、元々の髪質があまり良くない場合や、ダメージによって状態が悪くなってしまった場合に美しく健康的な髪を目指せるトリートメントのことです。
ごわごわする、広がる、パサつく、ツヤがないなど、さまざまな髪悩みに対応した髪質改善トリートメントが存在します。
髪質改善トリートメントにはいくつかの種類が存在しますが、主なメカニズムは、髪の内側に作用して保湿成分を補ったり、ダメージによって流出してしまったタンパク質を補ったりすることです。
これにより、しっとりとうるおいがあってなめらかな美しいツヤ髪を目指すことができます。
髪質改善トリートメントが持つ期間
髪質改善トリートメントは市販のトリートメントと異なり、一定期間の持ちが期待できます。
髪質改善トリートメントには様々な種類がありますが、持ちの期間の目安は以下のとおりです。
- 施術受け始め(1回~):2週間〜1ヶ月程度
- その後(~10回程度):1ヶ月〜2ヶ月程度
※髪質、ダメージレベルによります。
市販のトリートメントを行った場合、次の入浴時にシャンプーだけにすると髪がキシキシしてしまいますよね。
市販のトリートメントの持ちは1日か長くても2日のものがほとんどです。
一方、髪質改善トリートメントは回数を重ねれば最長2ヶ月程度持つと言われています。
髪質改善トリートメントは1回の施術でも効果が実感できますが、施術を繰り返し受ける事によって効果が持つ期間も長くなっていきます。
髪内部への保湿成分が徐々に蓄積されていったり、髪表面のコーティング、髪全体の毛流れが徐々に整ったりしていくためです。
おおよそ10回程度髪質改善トリートメントを続けて受けると、2ヶ月程度持ちます。
2ヶ月と言うと、一般的なロングヘアの女性がサロンに通う頻度と同じなので、そのくらいの期間持てば十分と考えることができます。
髪質改善トリートメントの持ちを良くするには
市販のトリートメントに比べてサロンで行う髪質改善トリートメントは圧倒的に持ちが良いということを解説しました。
では、髪質改善トリートメントの持ちを少しでもよくするにはどうすれば良いのでしょうか?
ここでは、髪質改善トリートメントの持ちを良くする方法3選をご紹介します。
高品質な髪質改善トリートメントを受ける
髪質改善トリートメントの持ちを良くするために重要なのが「そもそも持ちが良いトリートメントを選ぶ」ということです。
髪質改善トリートメントにはさまざまな種類があり、施術内容もサロンや美容師によってさまざまです。
髪はキューティクル、コルテックス、メデュラという3層構造です。
人によってキューティクルの厚さ、コルテックスの柔らかさ、メデュラの大きさなどが異なります。
例えばキューティクルが厚い髪の場合は、薄い髪に比べて薬剤の浸透が遅く、同じ薬剤、同じ放置時間であったとしても、トリートメント効果が小さくなることがあります。
また、ダメージレベルによっても効果の出具合や感じ方が異なります。
高い技術力を持った美容師は、このような個人間での髪質、ダメージレベルを正確に把握し、その人の目的に沿った薬剤、施術内容を組み立てます。
最適にカスタマイズされた高品質な髪質改善トリートメントは、持ちの期間も長くなります。
そのため、まずは高い技術力を持った美容師に高品質な髪質改善トリートメントを施術してもらうのが持ちを良くする方法です。
ホームケア剤で自宅ケアする
高品質な髪質改善トリートメントを受けた後は、ホームケア剤で自宅ケアすることで持ちを良くしましょう。
髪質改善トリートメントを受けた後、自宅でシャンプーをすると、どうしても成分が流出してしまいます。
ホームケア剤は、髪質改善トリートメントによって髪内部に補給された保湿成分が外部に流出してしまうのを防いだり、髪表面のコーティングをサポートしたりする役割があるため、持ちを良くする効果が期待できます。
ホームケア剤は、サロンで行う髪質改善トリートメントとセットになっていることが多く、サロンでおすすめされたホームケア剤をそのまま使うことをおすすめします。
ホームケア剤はもったいぶらずに髪全体に行き渡る量を塗布し、しばらく放置してから洗い流すことで効果をより高めることが期待できます。
カラー、パーマは最小限に
ヘアカラーやパーマなどの化学処理は髪質改善トリートメントの持ちを悪くしてしまう一因です。
なぜならヘアカラーやパーマは髪質改善トリートメントが作用する部位と同じ髪の内部に作用し、タンパク質の流出や表面のダメージを引き起こすためです。
髪質の良さとヘアカラー、パーマなどの処理は両立しづらいため難しいところではありますが、髪質を重視する場合は、これらの処理はできるだけ控えることをおすすめします。
とは言え、どうしてもカラーしたい、パーマをかけたいという場合には、美容師に相談しながら、それらの処理後にもう一度髪質改善トリートメントを受けるなどのプランを立てましょう。
カラーリングの頻度と間隔、適切な施術ペースはどれくらい?まとめ
今回は、髪質改善トリートメントの持ち期間について解説しました。
髪質改善トリートメントにはさまざまな種類があり、人によって持ち期間も異なりますが、目安としては以下のとおりです。
- 施術受け始め(1回~):2週間〜1ヶ月程度
- その後(~10回程度):1ヶ月〜2ヶ月程度
髪質改善トリートメントの持ちを良くする方法は次の3つです。
- 高品質な髪質改善トリートメントを受ける
- ホームケア剤で自宅ケアする
- カラー、パーマは最小限に
髪質改善トリートメントの持ちを良くするために最も重要なのは高品質なトリートメントを受けることです。さらに、ホームケア剤を併用することによって持ちを良くすることができます。
また、ヘアカラーやパーマなどの化学処理は髪質改善とは逆行してしまうため髪質を重視するのであればなるべく控えましょう。
どうしても化学処理を行いたい場合は、美容師に相談の上、施術プランを組んでもらいましょう。