朝、鏡を見たら後ろ髪がぱっくり寝ぐせ。バタバタの朝に直す時間もなくて、結局結んでごまかす。そんな日、ありませんか。
しかも寝ている間って、自分では気づかないうちに枕と髪がこすれているんです。寝返りのたびに摩擦が起きて、毛先がパサついたり、切れ毛が気になったり。せっかく夜にトリートメントをしても、朝には台無し…なんてもったいないですよね。
そこで最近じわじわ人気なのがシルクナイトキャップです。かぶって寝るだけ、という手軽さなのに「寝ぐせがつきにくくなった」「朝のまとまりが違う」なんて言ってくださる方もたくさんいます。
この記事では、シルクナイトキャップの効果から、失敗しない選び方、正しい使い方、おすすめ3タイプまで、美容師目線でまるっと解説していきます。読み終わるころには、自分にぴったりの1枚が選べるようになっていますよ。
シルクの「なめらかさ」で寝ている間の摩擦を抑え、寝ぐせ・パサつきが気になりにくい髪へ。選ぶときはサイズ・シルクの質(匁=もんめ)・留め方の3点をチェック。今夜から始められる、いちばん手軽な夜のヘアケアです。
「とりあえず1枚試してみたい」という方は、こちらから人気のシルクナイトキャップをチェックできます。
シルクナイトキャップの効果(髪・頭皮)

まず気になるのが「かぶるだけで本当に変わるの?」というところですよね。シルクナイトキャップの良さは、シルクという素材そのものが持つなめらかさにあります。何か特別な成分が髪に浸透する、というものではなく、寝ている間の「環境」をやさしく整えてくれるイメージです。
寝ている間の摩擦をやわらげる
髪が傷む原因のひとつが、摩擦なんです。とくに寝ている間は、平均すると一晩で20回以上も寝返りを打つと言われています。そのたびに髪が枕にこすれて、キューティクルに負担がかかりやすくなります。
シルクは繊維の表面がとてもなめらかで、髪がすべるように動きます。だから枕との摩擦がやわらぎ、毛先のパサつきや絡まりが気になりにくくなるんです。「朝起きたとき、髪がからまっていない」という変化は、多くの方がいちばん最初に実感しやすいポイントだったりします。
ダメージや切れ毛そのものを「治す」ものではありませんが、これ以上負担を増やさないための守りのケアとして、とても理にかなっています。すでに毛先のダメージが気になる方は、枝毛がひどいときの直し方5つもあわせて読んでみてください。
うるおいを保ちやすい環境をつくる
シルクは吸湿性・放湿性のバランスが良い素材として知られています。コットンのように水分を一方的に吸い取りすぎないため、髪や頭皮のうるおいを過度に奪いにくい、と考えられています。
乾燥しやすい冬や、冷房をつけっぱなしで寝る夏の夜でも、しっとりした状態をキープしやすいのはうれしいところ。頭皮も髪と同じ皮膚なので、乾燥が気になる方は環境を整えてあげるだけで、朝のコンディションが変わってくることがあります。
シルク(絹)は、私たちの肌や髪をつくるたんぱく質にも近い構造を持つ天然繊維です。肌ざわりがやさしく、敏感肌の方の寝具やパジャマにも選ばれています。
シルクナイトキャップはこんな人におすすめ

「自分に必要かな?」と迷っている方のために、とくに相性が良いタイプをまとめてみました。ひとつでも当てはまったら、試す価値ありですよ。
朝の寝ぐせ・パサつきに悩んでいる人
ロングヘアの方や、毛量が多くて広がりやすい方は、寝ている間の摩擦の影響を受けやすい傾向があります。朝の寝ぐせ直しに時間をかけたくない、という方ほど、夜のうちに環境を整えておくメリットが大きいんです。
カラーやパーマ、縮毛矯正をしている方も、髪が繊細になりがち。摩擦をやわらげてあげることで、サロンでの仕上がりを長く楽しみやすくなります。湿気で広がるうねりが気になる方は、巻き髪が取れないコツ・湿気対策もチェックしてみてくださいね。
- 朝、寝ぐせ直しに10分以上かけている
- ロング・多毛で枕とこすれやすい
- カラーやパーマで毛先が繊細になっている
- 乾燥して髪や頭皮がごわつきやすい
- 夜のトリートメントの効果を朝までキープしたい
手軽に夜のケアを足したい人
「ケアは続かないと意味がない」とよく言いますが、シルクナイトキャップの最大の魅力は、なんといってもかぶって寝るだけ、という手軽さです。塗る・流す・乾かすといった手間がゼロ。歯みがきと同じ感覚で、夜のルーティンにすっと組み込めます。
シルクの摩擦ケアという発想は、実は枕カバーやヘアゴムでも応用できます。寝具まわりをまるごとシルクで整えたい方は、シルクヘアゴムのおすすめと跡がつかない選び方ものぞいてみると、相性のいいアイテムが見つかりますよ。
シルクナイトキャップの選び方(サイズ・シルクの質・留め方)

いざ買おうとすると、種類が多くて迷ってしまいますよね。ここを押さえれば失敗しにくい、という3つのポイントにしぼって解説します。
髪の長さ・量に合ったサイズを選ぶ
いちばん大事なのがサイズです。小さすぎると髪が全部入りきらず、はみ出した部分がこすれてしまいます。逆に大きすぎると、寝ている間にスポッと脱げてしまうことも。
ロングや毛量が多い方は、容量たっぷりの大きめタイプがおすすめ。逆にショートやボブの方は、コンパクトでフィット感のあるものが快適です。髪をまとめてふんわり収まるくらいの余裕があるサイズを選びましょう。
シルクの質(匁・シルク100%か)をチェック
シルクの品質は「匁(もんめ)」という単位で表されることがあります。数字が大きいほど生地が厚く、なめらかさや耐久性が高い傾向にあります。寝具用としては19匁前後が上質とされる目安です。
また、表示がシルク100%かどうかも要チェック。「シルク混」「シルクタッチ」と書かれたものは、化学繊維が混ざっていたり、肌ざわりを似せた別素材だったりすることがあります。なめらかさや吸湿性をしっかり感じたいなら、シルク100%を選ぶのが安心です。
「シルク風」「サテン」とシルク100%は別物です。サテンは織り方の名前で、素材はポリエステルのことも多いんです。価格が極端に安い場合は表示をよく確認しましょう。
留め方・フィット感で選ぶ
寝ている間に脱げてしまっては意味がないので、留め方も大切です。主に「ゴムでしぼるタイプ」「リボンで結ぶタイプ」「調整ベルトつきのタイプ」があります。
ゴムタイプは手軽ですが、きつすぎると跡がつくことも。リボンや調整ベルトつきなら、自分の頭に合わせてフィット感を変えられるので、寝相が気になる方にも向いています。実際にかぶってみて、締めつけ感がなく、それでいてズレにくいバランスを見つけてくださいね。
シルクナイトキャップの正しい使い方

せっかく良いものを選んでも、使い方がもったいないと効果を感じにくくなります。コツはとてもシンプルなので、今夜からさっそく試してみてください。
髪を乾かしてからかぶる
いちばん大事なのが、髪をしっかり乾かしてからかぶることです。濡れた髪はキューティクルが開いていて、いちばんデリケートな状態。そのままかぶると、かえって傷みやすくなってしまいます。
ドライヤーで根元から乾かし、毛先までほんのり乾いたのを確認してから。乾かすのが面倒…という方は、髪を早く乾かす方法・おすすめ便利グッズを参考にすると、夜の時間がぐっとラクになりますよ。
- 髪をドライヤーでしっかり乾かす
- 毛先を中心に、軽く髪をまとめる
- 後頭部から包み込むようにかぶる
- はみ出した毛束をやさしく中へ入れる
- 締めつけすぎないフィット感に整える
こまめに洗って清潔に保つ
頭皮や髪に直接ふれるものなので、清潔をキープすることも大切です。皮脂や汗がついたまま使い続けると、頭皮トラブルの原因になることもあります。
シルクはデリケートな素材なので、洗うときはおしゃれ着用の中性洗剤を使い、やさしく手洗いするのが基本。洗濯機を使う場合は、洗濯ネットに入れて弱水流で。陰干しでふんわり乾かせば、なめらかさが長持ちします。週に1〜2回を目安に、お気に入りの状態をキープしてあげてくださいね。
シルクナイトキャップのおすすめ3選

ここまでの選び方をふまえて、タイプ別におすすめを3つご紹介します。あなたの髪質や寝相に合うものを選んでみてください。
初めての1枚に 定番のシルク100%タイプ
まず試すなら、奇をてらわないシルク100%のスタンダードタイプ。ゴムでやさしくしぼる定番の形で、価格も手に取りやすいものが多いです。「シルクってどんな感じ?」を知るのにぴったりの入門アイテムです。
ロング・多毛さんに 大きめゆったりタイプ
髪が長い方や毛量が多い方は、容量たっぷりの大きめサイズを。髪をまとめて余裕をもって包めるので、はみ出しによる摩擦を防ぎやすいです。リボンや調整つきなら、フィット感も自分好みに変えられます。
上質さで選ぶ 19匁前後の高品質タイプ
なめらかさや耐久性にこだわりたい方は、19匁前後の厚みのある高品質タイプを。生地がしっかりしている分、長く愛用しやすく、肌ざわりのとろけるような心地よさが違います。自分へのご褒美やギフトにもおすすめです。
シルク小物をもっと取り入れたい方は、ナイトキャップと相性のいいシルクヘアゴムおすすめ5選や、プチプラで試せるダイソー・セリアのシルクヘアゴム比較も参考になりますよ。シルクの品質について詳しく知りたい方は、一般財団法人大日本蚕糸会の情報もあわせてどうぞ。
シルクナイトキャップのよくある質問

最後に、お客さまからよく聞かれる質問にお答えしていきます。
あかり
毎晩かぶらないと意味がないですか?できる日だけでも大丈夫?
スタイリスト
もちろん、できる日だけでも大丈夫ですよ。ただ摩擦をやわらげるケアは、続けるほど差を感じやすいです。まずは「カラーしたての夜だけ」など、無理のない範囲から始めてみてくださいね。
つけたまま寝ると蒸れない?
シルクは通気性・放湿性のバランスが良い素材なので、化学繊維にくらべると蒸れにくいとされています。とはいえ汗っかきの方や夏場は、サイズに余裕のあるものを選んだり、こまめに洗ったりして清潔を保つと快適です。かゆみなどが出る場合は使用を中止しましょう。
洗濯機で洗っても大丈夫?
基本は手洗いがおすすめですが、洗濯ネットに入れて中性洗剤・弱水流ならOKなものもあります。商品の洗濯表示を必ず確認してくださいね。乾かすときは型崩れを防ぐため、陰干しがベストです。
切れ毛は本当に減りますか?
シルクナイトキャップは切れ毛を「治す」アイテムではなく、摩擦という負担をやわらげて、これ以上のダメージをためこみにくくするためのものです。そのため「切れ毛が気になりにくくなった」という声は多いですが、感じ方には個人差があります。サロンケアやインバスケアと組み合わせると、より満足度が上がりやすいです。
まとめ

シルクナイトキャップは、かぶって寝るだけで寝ている間の摩擦をやわらげ、寝ぐせやパサつきが気になりにくい髪へ導いてくれる、いちばん手軽な夜のケアです。最後に大事なポイントをおさらいしておきましょう。
- 効果は摩擦をやわらげ、うるおいを保ちやすい環境づくり
- 選ぶときはサイズ・シルクの質(匁・100%)・留め方の3点
- 「シルク風」「サテン」とシルク100%は別物なので表示を確認
- 必ず髪を乾かしてからかぶる
- 週1〜2回やさしく洗って清潔をキープ
毎朝の寝ぐせ直しに追われる日々から、鏡を見て「今日はまとまってる」と思える朝へ。今夜かぶって寝るだけで、明日の自分が少しラクになります。何も変えなければ、明日もまた同じ寝ぐせと格闘することに。だからこそ、今日のうちに「守りのケア」を1つ足してあげてくださいね。
正しいアイテム選びと丁寧なケアで、あなたの髪は少しずつ変わっていきます。ぜひ、自分にぴったりの1枚を見つけてみてください。
「自分の髪質にはどんなケアが合うんだろう?」と迷ったときは、プロに聞いてみるのもいいかもしれません。睡眠中のケアと組み合わせたサロンメニューを提案してくれます。気になる方は、東京・表参道の美容院ADDICT CAREの公式LINEから相談してみてくださいね。
ps. ナイトキャップを使う前に「そもそもナイトキャップって必要?」と気になった方は、ナイトキャップを使うメリット5つと正しい選び方もあわせて読んでみてください。基本からやさしく解説しています。
