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夏に髪が傷む原因5つと、ケアの順番|何から手をつければいい?美容師が解説

※本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。商品リンクから購入されると当サイトが収益を得る場合があります。

夏に髪が傷む原因は、1つではありません。紫外線・汗・塩素・湿気・エアコンが同じ時期に重なるので、「どれが犯人か」を当てようとすると手が止まります。先に決めるべきなのは犯人ではなく、手をつける順番です。

結論:夏のヘアケアはこの順番で足す

  1. 頭皮を整える(ベタつき・におい・抜け毛の不安)
  2. これ以上の負担を減らす(紫外線・塩素・熱)
  3. 減った分を補う(洗い流さないケア)
  4. その日の崩れは当日対処(うねり・広がり・前髪)
  5. 夜の摩擦を減らす(寝ている間)

全部そろえなくて構いません。今週は①だけでも、順番どおりなら次の一手が決めやすくなります。

※この5ステップは、医学的に確立された治療の順番ではありません。頭皮に異常がない人が、変えた1つの効果を切り分けやすくするための、当サイトの実践上の優先順位です。

この順番が向かない・注意が必要なケース:急に明らかに抜け毛が増えた状態が続く、円形などの境界が分かる脱毛斑がある、頭皮に赤み・腫れ・痛み・強いかゆみがある——この場合はセルフケアの順番を続けず、皮膚科へ相談してください(日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」)。

この記事の根拠:当サイトが夏に公開した12本の記事(前髪・色落ち・頭皮・抜け毛・縮毛矯正・プール・うねり・ヘアオイル・シルク・ヘアアイロン)を、元美容師の視点で並べ直したものです。新しい商品テストや独自調査は行っておらず、各項目の一次情報は環境省・気象庁・日本毛髪科学協会・メーカー公式にリンクしています。ただし「この順番が最も効果的だ」と証明する研究を確認できたわけではありません。個々の原因(紫外線・塩素・洗い方)には出典がありますが、5つを並べる順番自体は、負担が重なる季節に1つずつ変えて判断するための編集上の優先順位です。ここは分けて読んでください。

夏に髪が傷む原因は?主な5つ

夏に髪が傷む原因は?主な5つ

夏に髪が傷んで感じられるのは、紫外線・汗と皮脂・塩素や海水・湿気・エアコンの乾燥という5つの負担が、同じ数か月に集中するからです。1つずつなら小さくても、重なると毛先の手触りの差として出やすくなります。

①紫外線(4〜9月に強い)

環境省のマニュアルでは、紫外線が強い時期は4月から9月頃とされ、日陰の利用・帽子・日傘が対策として挙げられています(環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」/指標の考え方は気象庁「UVインデックスとは」)。さらに花王は、濡れた髪は日差しによってメラニンの分解が進み、脱色しやすいと説明しています(花王「髪と頭皮のお手入れ10か条」)。つまり夏は「日差し」よりも「濡れたまま日差しの下にいる時間」が効いてきます。

②汗と皮脂で頭皮環境が乱れる

汗そのものが抜け毛を直接増やすという医学的根拠は確認されていません(日本毛髪科学協会「毛髪にまつわるQ&A」)。ただし汗をかいたまま長時間過ごすと、皮脂や整髪料が混ざって根元で髪が束になりやすく、ベタつき・においとして自覚されやすくなります。ここは「傷み」ではなく頭皮環境の問題です。

③プールの塩素・海水

塩素濃度が高い水に髪が長時間さらされると、キューティクルが剥がれやすくなります。花王は対策としてゴム製の水泳帽をかぶること、泳いだ後はすぐシャワーで十分にすすぐこと、髪を強くこすらないことを挙げています(花王「塩素による傷み」)。

④湿気でうねる・広がる(と、それを直すときの熱と摩擦)

湿気で髪が水分を吸うとうねりや広がりが出ます。問題はうねり自体より、直そうとして毎朝アイロンを当て直す・強くブラシを通すという二次的な負担が積み上がることです。

⑤エアコンの乾燥

屋外の湿気と屋内の冷房で、髪が置かれる環境が1日のなかで大きく振れます。外では広がり、室内では乾く——このギャップが「夏だけ手触りが安定しない」の正体になりやすい部分です。

なぜ「順番」を決める必要があるのですか?

なぜ「順番」を決める必要があるのですか?

原因が同時に5つあるとき、商品を1つ変えても効果が分からなくなるからです。

たとえばシャンプーを新しくした週に、プールにも入り、猛暑日が続き、朝はアイロンを当て直していたとします。この状態で手触りが良くならなくても、シャンプーが合わなかったのか、他の負担が上回っていたのかを切り分けられません。ケアが足りないのではなく、順番が決まっていないだけ、という場合があります。

順番を決めておくと、変えた1つの効果が判断できます。例外として、頭皮に炎症や強いかゆみがある場合は、順番より先に皮膚科が優先です。

なお、この記事が扱うのは夏という季節の負担に対して、どの領域から手をつけるかという優先順位です。毎晩のシャンプー・トリートメント・乾かし方をどの手順で行うかは別の話なので、そちらは夜のヘアケアの正しい順番と3つのポイントを参照してください。

ステップ1:まず頭皮を整える

ステップ1:まず頭皮を整える

夏に最初に崩れるのは毛先ではなく頭皮です。ベタつき・におい・抜け毛の不安が出ている間は、毛先に何を足しても実感しにくくなります。

やることは3つだけです。①ぬるま湯で先に流す ②シャンプーは手のひらで泡立ててから、爪を立てず指の腹で洗う ③すすぎ残しを作らず、頭皮までしっかり乾かす。回数を増やすより、この洗い方の方が優先です。

コンディショナーやトリートメントを頭皮までつけているとベタつきが出やすくなります。つける範囲と量の目安は夏にコンディショナーで頭皮がベタつくときの使い方と選び方で解説しています。また、夏に排水口の毛が増えたように見えて不安なときは、本数の目安と皮膚科に相談する目安を汗をかくと抜け毛が増えるって本当?にまとめました。

ここで意外と効くのが乾かす速さです。濡れた髪を放置する時間が短いほど、「濡れたまま日差しを浴びる」「濡れたまま結ぶ」といった負担が減ります。

速く乾くドライヤーを探す

夏は洗う回数が増えやすい季節です。濡れた髪を放置する時間を短くする、という一点で選ぶと迷いにくくなります。

ステップ2:これ以上の負担を減らす(紫外線・塩素・熱)

ステップ2:これ以上の負担を減らす(紫外線・塩素・熱)

補う前に、減らす方が先です。蛇口を開けたままバケツの水を足しても増えないのと同じで、負担が続いている状態でケアを足しても差が出にくくなります。

紫外線は「完全に避ける」ではなく「浴びる量を減らす」で考えます。屋外に長くいる日は帽子・日傘・髪用のUVアイテムを組み合わせ、洗髪後や汗で濡れた状態のまま長時間外にいないようにします。カラーをしている人は色の変化としても表れやすく、詳しくは夏はヘアカラーの色落ちが早い?汗・紫外線・プールが重なる原因と対策で扱っています。

髪用のUVアイテムを探す

外出前に手早く紫外線対策をしたい人向けのカテゴリです。髪に使用できる表示と、塗り直しの案内を各商品で確認してください。

プールや海に入った日は、上がったらできるだけ早く真水・ぬるま湯ですすぐのが最優先です。手順はプール後のヘアケアで髪がパサパサに?塩素対策に、前・直後・帰宅後の順で書いています。

もう1つの負担が熱です。うねる日に毎朝アイロンを当て直していると、負担は紫外線より身近なところで積み上がります。濡れたまま当てない、温度を上げすぎない、が基本です。軟毛・猫っ毛の人の温度の考え方はKINUJOヘアアイロンは軟毛・猫っ毛でも傷まない?失敗しない選び方で解説しました。

温度を細かく設定できるヘアアイロンを探す

毎日使うものほど、温度を下げられるかどうかが効いてきます。買い替えの検討時は温度設定の幅と立ち上がりの速さを見てください。

ステップ3:減った分を補う(洗い流さないケア)

ステップ3:減った分を補う(洗い流さないケア)

①と②が回ってから足すと、違いが分かります。逆に、頭皮がベタついたまま毛先にオイルを足すと、重さだけが増えて「合わなかった」と判断してしまいがちです。

選び方は値段ではなく、髪質と使う場面です。しっとり系か軽い仕上がりか、つける量よりつける場所——このあたりは洗い流さないヘアオイルおすすめ5選|サラサラ髪になる選び方に、価格と効果の関係についてはプチプラヘアケアは効果ない?高い商品との違いと後悔しない選び方にまとめています。

洗い流さないトリートメントを探す

夏はベタつきが気になりやすいので、まずは軽い質感のものから試すと判断しやすくなります。

ステップ4:その日の「うねり・崩れ」は当日対処で乗り切る

ステップ4:その日の「うねり・崩れ」は当日対処で乗り切る

湿気でうねった日を、ケアで解決しようとしないでください。その日の崩れはその日の対処、積み重なる負担はステップ2で減らす——と分けると、朝の時間が短くなります。

ステップ5:夜の摩擦を減らす

ステップ5:夜の摩擦を減らす

日中の対策が終わったら、最後は寝ている間です。夏は寝返りも寝汗も増えるので、枕との摩擦や結び跡が朝の状態に出やすくなります。

髪を乾かしてからかぶる、こまめに洗う、といった使い方の前提はシルクナイトキャップの効果と選び方に、ゆるくまとめたい日の選択肢はシルクシュシュおすすめ5選|跡がつかない選び方にあります。摩擦を減らす目的なので、高価なものから始める必要はありません。

悩み別|あなたはどこから読めばいい?

悩み別|あなたはどこから読めばいい?

いま一番気になっている症状から入ってください。ステップの数字は、上で説明した順番に対応しています。

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よくある質問

よくある質問

Q. 5つのステップは全部やらないと意味がありませんか?

A. いいえ。順番の目的は「全部やること」ではなく「効果を切り分けること」です。ステップ1だけを2週間続けて、頭皮のベタつきが落ち着くか見る——という進め方で構いません。一度に3つ変えると、どれが効いたのか分からなくなります。

Q. シャンプーを変えても何も変わらないのはなぜですか?

A. 夏は紫外線・塩素・熱といった負担が同時にかかっているため、シャンプーだけを変えても差が出にくい時期です。ステップ2で負担を減らしてから、シャンプーや洗い流さないケアを1つずつ変える方が判断しやすくなります。ただし、かゆみや刺激を感じる商品は合わない可能性があるので、価格や評判より使用時の刺激感を優先してください。

Q. 夏は毎日シャンプーしたほうがいいですか?

A. 汗をかいた日は、ぬるま湯で流し、手のひらで泡立てたシャンプーを爪を立てずになじませ、十分にすすいで乾かす方法が目安です。回数を増やすことより、刺激を抑えた洗い方と乾かし方が優先されます(国立がん研究センター東病院「脱毛について」)。

Q. 秋になれば自然に戻りますか?

A. 環境の負担(紫外線・湿気・プール)は季節とともに減ります。ただし、いったん傷んだ毛先が元の状態に戻るわけではありません。夏のあいだにステップ2で負担を減らしておくほど、秋に持ち越す分が少なくなる、という考え方が現実的です。

Q. 抜け毛は1日何本までが目安ですか?

A. 日本毛髪科学協会によると、頭髪は約10万本あり、1日の抜け毛が100本程度であれば問題ないと考えられています。10〜11月には1日140本前後の抜け毛が一過性に見られたという報告もあります(日本毛髪科学協会「毛髪にまつわるQ&A」)。数本の増減より、急に増えた状態が続くか、地肌の見え方が変わったかを確認してください。

まとめ:犯人探しをやめて、順番を決める

まとめ:犯人探しをやめて、順番を決める

夏の髪は、原因が1つに絞れません。だからこそ、①頭皮を整える →②負担を減らす →③補う →④その日の崩れは当日対処 →⑤夜の摩擦を減らす、という順番を先に決めてしまうのが近道です。

今日やることを1つだけ選ぶなら、ステップ1です。洗い方と乾かし方を変えるだけなら、新しく買うものはありません。そこが落ち着いてから、②へ進んでください。

※本記事は元美容師の実務観察と、環境省・気象庁・日本毛髪科学協会・国立がん研究センター東病院・日本皮膚科学会・メーカー公式の一次情報をもとに構成しています。診断や治療を目的とするものではありません。頭皮や髪に症状がある場合は医療機関にご相談ください。