「染めたばかりなのに、もう色が薄くなってきた…」
そう感じたこと、ありませんか。せっかく美容院でヘアカラーしたのに、気づいたら2週間も経たないうちにくすんでしまう。それこそ、何のためにカラーしたんだろうって思えてきますよね。
実は、ヘアカラーの色落ちが早い原因の8割は「毎日のケアのクセ」だったりします。正しい知識を持つだけで、同じカラーでも色持ちがまったく変わってくるんです。
この記事では、ヘアカラーの色落ちが早くなる5つの原因と、プロが実践している色持ちをよくする具体的な方法をまとめました。読み終えたら「今日から何を変えればいいか」がはっきりわかるはずです。
ヘアカラーの色落ちが早い5つの原因

まず知っておきたいのは、ヘアカラーの色素がどうやって髪に定着しているかという話です。カラー剤は髪の「キューティクル」という表面のうろこ状の層を開いて、内部のコルテックスに色素を入れ込む仕組みになっています。このキューティクルが開いた状態になると、色素が外に逃げやすくなる。それが「色落ち」の正体です。
では、なぜ人によって色落ちの速さが違うのか。大きく分けると5つの原因があります。
原因1:カラー当日・翌日のシャンプー
ヘアカラー直後の髪はキューティクルが開きやすい状態が続いています。カラー剤の定着には48〜72時間ほどかかると言われていて、この間にシャンプーをすると色素がごっそり流れ出てしまうことがあります。
「美容院でカラーしてその日の夜に洗ってしまった」という方は100人中70人くらいいる体感があります。気持ちはわかるんですが、これが色落ちを一番早める行動のひとつです。カラー当日のシャンプーは避けて、少なくとも翌日以降に洗うのが理想です。
カラーした日の夜、いつも通りシャンプーしてた…それが原因だったのかも。
当日洗うのを我慢するだけで、色持ちが体感で1週間くらい変わってくれることがあります。ぜひ試してみてください。
原因2:熱いお湯でのシャンプー
お湯の温度も見落とされがちな原因のひとつです。40℃を超えるお湯はキューティクルを大きく開かせる性質があります。熱ければ熱いほど、色素の流出が加速してしまいます。
特に冬場は「温かいシャンプー」が気持ちいいですよね。でもその快適さと引き換えに、カラーの色がどんどん抜けていたりします。シャンプー時のお湯は38℃前後のぬるめを意識するだけで変わってきます。
原因3:カラー対応でないシャンプーの使用
一般的なシャンプーには「洗浄力の高い成分」が含まれているものが多く、これがヘアカラーの色素を必要以上に洗い流してしまうことがあります。洗うたびに少しずつ色が薄くなっていく、まさにそのメカニズムです。
ヘアカラーの色持ちを考えるなら、「カラーケア」や「ダメージケア」に特化したシャンプーへの切り替えが有効です。洗浄力がマイルドで、キューティクルへの負担が少ないものを選ぶのがポイントです。
シャンプー選びについては、美容師が本音で教える使ってはいけないシャンプーランキング5選と正しい選び方も参考になります。
原因4:ドライヤーの熱・アイロンの高温
シャンプー後のドライヤーやコテ・ストレートアイロンの熱も、ヘアカラーの色落ちを早める大きな要因です。180℃以上の高温スタイリングを繰り返すと、髪内部の色素にまでダメージが及びやすくなります。
ドライヤーを使うときは、まずタオルドライでしっかり水分を取ってから、中温(約120〜140℃設定)で手早く乾かすのがおすすめです。コテやアイロンを使う場合は、ヘアオイルなどの熱保護アイテムを先に塗布しておくと色持ちにも差が出てきます。
原因5:紫外線・プールや海の水
屋外での紫外線も意外と見落とされがちです。紫外線はキューティクルを傷め、色素の分解を促してしまいます。夏場のヘアカラーが特に色落ちしやすいのはこれが一因です。梅雨明け以降は特に注意が必要で、UVカットのヘアケアスプレーや帽子での対策が有効です。
プールの塩素・海水も同様に、色素を急速に流し出す原因になります。レジャー前にはヘアオイルで髪をコーティングしておくだけでも、ある程度のバリアになってくれます。
ヘアカラーの色持ちをよくする方法5選

原因がわかったら、次は具体的な対策です。特別なアイテムを買いそろえなくても、今日から変えられることがほとんどです。
方法1:カラーシャンプー(ムラシャン・ピンクシャン)を活用する
ヘアカラーの色持ちに最も効果的なセルフケアのひとつが、カラーシャンプーの活用です。「ムラシャン(紫シャンプー)」はアッシュ・グレー・ホワイト系のカラーに、「ピンクシャン」はピンク・レッド系に対応しています。
使い方のコツは週に2〜3回、泡パックで5〜10分放置することです。毎日使うと逆に色が入りすぎることがあるので、頻度の調整が大事です。
自分のカラーの色味に合ったシャンプーを選ぶのが基本。アッシュ系は紫、ピンク系はピンク、茶系(ブラウン)はゴールド系シャンプーが相性よく、色持ちをサポートしてくれます。
方法2:アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を毎日使う
ヘアカラーの色持ちとダメージケアを同時にできるのが、アウトバストリートメントの毎日使いです。キューティクルをコーティングして閉じた状態を維持しやすくなるため、色素の流出を抑えやすくなります。
オイルタイプは髪のツヤを出しながら熱保護にも役立ち、ミルクタイプはしっとりまとまりやすい質感をキープしてくれます。自分の髪質に合ったタイプを選ぶのがポイントです。
アウトバストリートメントの選び方は、洗い流さないトリートメントの選び方5つ ダメージ毛がまとまるおすすめタイプを美容師が解説が参考になります。
方法3:シャワーの最後に「冷水で仕上げ」をする
少しハードルが高いですが、効果を感じやすいのが「冷水仕上げ」です。シャンプー・トリートメントが終わった最後に、15〜20秒ほど冷たい水で髪を流します。これによってキューティクルが閉じやすくなり、色素が逃げにくくなります。
真冬は辛いですが、夏場なら試しやすいはず。特にカラー後1週間は意識してみると、色持ちの感触が変わってくるかもしれません。
方法4:カラー後48時間はシャンプーを控える
原因のところでも触れましたが、これは本当に大切なことなので改めて。カラー直後の48時間はシャンプーを控えるのが色持ちをよくする一番シンプルな方法です。どうしても洗いたい場合は、カラー当日はドライシャンプーで済ませる方法もあります。
ちなみにここだけの話なんですが、美容師さんから「当日洗わないで」と言われても実行している人は100人中30人くらいという体感があります。それだけ「この一手間が色持ちを変える」ことを知らない人が多いんです。
方法5:次のカラーまでのケアとしてサロントリートメントを活用する
セルフケアの限界を感じたら、美容院でのサロントリートメントという選択肢もあります。特にダメージを受けた髪はキューティクルが開きやすく、セルフケアだけでは追いつかないことも。プロが行う髪内部へのケアは、色素の定着力ごと底上げしてくれることがあります。
実は、、、髪のダメージの度合いによってどのトリートメントが向いているかは変わってきます。これについてはサロンでの相談が一番確実です。
ヘアカラーの色落ちが早い人がやりがちな3つのNG行動
色持ちをよくしたい人が、知らずにやってしまっている行動があります。やめるだけで変わるものばかりなので、チェックしてみてください。
NG行動1:サウナ・岩盤浴に頻繁に入る
サウナや岩盤浴の高温・高湿度はキューティクルを大きく開かせるため、ヘアカラーの色落ちを著しく早めます。週1〜2回のサウナ習慣がある方は、カラー後1週間はできれば避けるか、ヘアキャップを着用することをおすすめします。
カラー直後に高温サウナに長時間入る・シャワーを熱湯(42℃以上)にしてゆっくり髪を流す
サウナはヘアキャップ着用かカラー後1週間は避ける・シャンプー時のお湯は38℃以下に設定する
NG行動2:トリートメントをすすぎ残す
「しっかりケアしたい」からとトリートメントを多くつけてもすすぎが甘いと、成分が頭皮・毛穴に残りやすくなります。その結果、逆に髪の状態が悪化しカラーの色落ちを早めることがあります。トリートメントは毛先中心に・すすぎはしっかりが基本です。
NG行動3:毎日シャンプーを2回泡立てる
「2回洗いの方が清潔になる」と思っている方も多いのですが、ダメージ毛・ヘアカラー毛には過度な洗浄は禁物です。1回のシャンプーで十分泡立てて、丁寧に洗う方が色落ちしにくくなります。
ブリーチ毛・白髪染めは特に注意が必要な理由
ヘアカラーの中でも、特に色落ちが早くなりやすいのがブリーチ毛と白髪染めです。
ブリーチ毛の色落ちが早い理由
ブリーチは髪内部のメラニン色素を脱色する施術です。色素が抜けてスカスカになった髪内部に色を入れても、定着できる「土台」が少ないため、通常カラーに比べて3〜5倍のスピードで色落ちしやすいと言われています。
ブリーチ後のカラー(ダブルカラー)を楽しむ場合は、カラーシャンプーの活用と洗い方の工夫が特に大切になってきます。また、なるべく高温スタイリングを減らすことで、色持ちの期間を少しでも延ばすことができます。
ポロシティとは髪の吸水性のこと。ブリーチ毛はポロシティが高く(吸水性が高い)、水に濡れるだけでも色素が流れ出やすい状態です。そのため、雨の日や汗をかいたあとのケアも意識するといいでしょう。
白髪染めの色落ちを防ぐポイント
白髪染めはおしゃれカラーに比べて色素の分子が大きく、定着しやすいと言われています。ただし、繰り返し染めることで髪ダメージが蓄積されると、色持ちが悪くなってくるケースも少なくありません。
月1の頻度で染めている方は、サロントリートメントを年に3〜4回組み合わせると髪の状態が整いやすく、結果として色持ちが安定しやすくなります。
梅雨・夏のヘアカラー色落ち対策を徹底解説

6〜8月の梅雨から夏にかけては、ヘアカラーの色落ちが特に起きやすい季節です。湿度・紫外線・汗・プール…髪にとって過酷な環境が続きます。
梅雨の湿気でヘアカラーが色落ちする理由
高湿度の環境では髪が水分を吸収してキューティクルが膨らみ、色素が逃げやすくなります。梅雨の時期に「いつもより早く色落ちした気がする」のは、この仕組みが関係しています。
梅雨のくせ毛・うねりとカラーの色落ちは実は同じ「キューティクルの開き」が原因です。梅雨の時期の髪対策については、梅雨のくせ毛がひどいときの対策5つもあわせて参考にしてみてください。
また、湿気で髪が広がる原因と対策については湿気で髪が広がってしまう理由と対策【ADDICT CARE】でもプロ視点で詳しく解説されています。
夏の紫外線対策でカラーを守る
UVカットスプレーを朝のスタイリングに1プッシュ追加するだけで、日中の紫外線から色素を守ることができます。帽子や日傘との併用がさらに有効です。プールや海に入る前にはヘアオイルを全体になじませておくと、塩素・海水から髪を守るバリアになります。
- UVカットヘアスプレーを朝に使う
- プール・海前はヘアオイルでコーティング
- シャンプーのお湯温度を38℃以下に設定
- カラーシャンプーを週2〜3回取り入れる
- アウトバストリートメントを毎日の習慣にする
まとめ:ヘアカラーの色持ちをよくするために今日からできること

- カラー当日・翌日のシャンプーを避ける(48時間がベスト)
- お湯は38℃以下のぬるめに設定する
- カラー対応・ダメージケアシャンプーに切り替える
- カラーシャンプーを週2〜3回取り入れる
- アウトバストリートメントで毎日キューティクルを守る
ヘアカラーの色落ちが早いのは、髪質のせいではなくケアのクセが原因であることがほとんどです。今日から取り入れられることを1つずつ変えていくだけで、同じカラーでも2〜3週間は色持ちが変わってくることがあります。
正しいケアと丁寧な習慣が積み重なることで、「いつも色がきれいな人」の髪は作られています。あなたの髪も、必ず変わります。
ヘアカラーの色落ちや、自分の髪に合ったケア方法について相談してみたい方は、ADDICT CAREの公式LINEから気軽に聞いてみるのもいいかもしれません。表参道のプロスタイリストが、あなたの髪の悩みに合わせたアドバイスをしてくれます。
ps. ヘアカラー後のパサパサが気になる方は、ヘアカラー後のパサパサ髪を防ぐ方法5選もあわせてどうぞ。色落ちとパサパサ、両方まとめてケアできますよ。
