「カラーしてから、なんか髪がゴワゴワになった気がする…」
そう感じたこと、ありませんか?
ヘアカラーはおしゃれを楽しむ最高の手段なのに、施術後から手触りが変わって、毎日のブローが憂鬱になってしまう。それこそ、カラーをするたびにダメージが蓄積されていく感覚を持っている方も多いんです。
実は、ヘアカラーで傷んだ髪は正しいケアを続けることで、驚くくらい手触りが変わります。パサパサ・切れ毛・広がり。どれも原因があって、それに合った対処をすれば整えることができるんです。
この記事では、ヘアカラーで傷んだ髪を直す方法を5つ、美容師目線でわかりやすく解説します。「何から始めればいい?」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ヘアカラーで髪が傷む仕組みをまず知っておこう

ケアを始める前に、ちょっとだけ「なぜ傷むのか」を知っておくと、ケアの効果がグンと上がります。
カラー剤が髪内部に与えるダメージ
ヘアカラーはキューティクル(髪の外側のうろこ状の層)を薬剤で開いて、内部に色素を入れていきます。このとき、髪の内部にあるコルテックス(タンパク質)も一部ダメージを受けるんです。
髪はタンパク質でできているので、アルカリ性のカラー剤を使うたびに少しずつタンパク質が流出します。その結果、
- 手触りがパサパサになる
- 毛先が割れて切れ毛になる
- 水分が逃げやすくなって広がる
…というような現象が起きるんです。
ダメージが蓄積しやすいのはどんな髪?
ヘアカラーのダメージは1回でも蓄積しますが、特に傷みやすいのは以下のケースです。
・ブリーチを重ねている
・1〜2か月に一度以上カラーしている
・カラーと縮毛矯正を同時に近い時期に行っている
・ドライヤーの熱を当てすぎている
思い当たることがあった方、大丈夫です。今日からのケアで確実に変わっていきます。
ちなみに、カラーと相性の良いヘアケアの予防的な視点についてはヘアカラー後のパサパサ髪を防ぐ方法5選にまとめています。こちらも合わせて参考にしてみてください。
ヘアカラーで傷んだ髪を直す方法5つ

ここからが本題です。実際にやってほしいケアを5つ、優先度の高い順に紹介します。
方法①:カラー専用シャンプーに切り替える
まず最初に見直してほしいのがシャンプーです。
ヘアカラーをしている髪に市販の洗浄力が強いシャンプーを使うと、カラーの色素と一緒に髪内部の水分・タンパク質まで流れ出てしまいます。洗うたびにダメージが進んでいる、みたいな現象が起きているんです。
みなみ
ドラッグストアの安いシャンプーじゃダメ?毎日使うものだから、できれば節約したいんだけど。
スタイリスト
シャンプーだけは本当に大切で。高いものを少量使う方が、安いものをたっぷり使うより結果的にコスパがいいことが多いんです。カラー専用・ダメージケア用を選んでみてください。
選ぶポイントは「アミノ酸系洗浄成分」「カラーケア」「ダメージリペア」の表記があるもの。洗浄力をマイルドに保ちながら、補修成分を届けてくれます。
「使ってはいけないシャンプー」の見分け方は美容師が本音で教える使ってはいけないシャンプーランキング5選にまとめているので、こちらも参考にしてみてください。
方法②:洗い流すトリートメントを週2〜3回プラスする
シャンプーを変えたら、次は洗い流すトリートメント(ヘアマスク)を定期的に取り入れてみてください。
コンディショナーは表面をコーティングするもの。トリートメント・ヘアマスクは髪内部に補修成分を届けるもの。この違い、意外と知らない方も多いんです。
傷んだ髪にはコーティングだけでなく、内部補修が不可欠です。週2〜3回、シャンプー後に以下の手順で使ってみてください。
- シャンプー後、軽くタオルで水気を取る
- 毛先から中間にかけてトリートメントを馴染ませる(根元には不要)
- コームでとかして均一に伸ばす
- 3〜5分置いてからしっかりすすぐ
「置く時間」が大切です。さっと流してしまうと成分が浸透しきらないので、少し時間をかけるだけで手触りが変わってきます。
方法③:洗い流さないトリートメントをアウトバスケアに
お風呂上がり、タオルドライ後すぐにつける洗い流さないトリートメントは、ダメージケアの要になります。
傷んだ髪はキューティクルが開いた状態。濡れているうちに水分と補修成分を閉じ込めないと、乾かす過程でどんどんダメージが進みます。
あかり
洗い流すのと洗い流さないの、どっちを先に使えばいいんですか?
スタイリスト
お風呂の中で使うのが「洗い流すトリートメント」で、お風呂を出てからつけるのが「洗い流さないトリートメント」です。どちらも役割が違うので、セットで使うのが理想的です。
洗い流さないトリートメントの種類と選び方については洗い流さないトリートメントの選び方5つに詳しくまとめています。タイプ別で迷っている方はこちらをどうぞ。
テクスチャーはオイル・ミルク・クリームが主流ですが、ヘアカラー後のダメージが気になる方にはミルク〜クリームタイプが特におすすめ。保湿力が高く、しっとりまとまる感触になります。
方法④:ドライヤーの使い方を見直す
せっかくケアしても、乾かし方が間違っているとダメージが加速します。これを知ったとき、正直驚きました。
特にやってしまいがちなのが「同じ場所に長時間ドライヤーを当てる」こと。傷んだ髪は水分が少ない分、熱にも弱い状態になっています。
・洗い流さないトリートメントをつけてから乾かす
・根元から順番に乾かし、毛先は最後に
・ドライヤーは20〜30cm離して動かしながら当てる
・8割乾いたら冷風で仕上げるとツヤが出る
半乾きのまま寝るのも、摩擦によるキューティクル剥がれの原因になります。忙しい夜でも、最低でも根元だけは乾かしてから寝るようにしましょう。
ここだけの話なんですが、乾かし方ひとつで翌朝の髪のまとまり具合が全然変わります。同じケアをしても、乾かし方が雑だと半分の効果になっちゃってることが多いんです。
方法⑤:美容院での補修トリートメントを検討する
自宅ケアを続けながら、月1回程度のサロントリートメントを取り入れるのが、最もダメージをしっかり整えられる方法です。
サロンのトリートメントは、市販品では浸透させにくい補修成分を高濃度で届けることができます。特に、ブリーチやカラーを繰り返している方は自宅ケアだけでは限界があることも。
表参道の美容院ADDICT CAREでは、髪の状態に合わせたオーダーメイドの髪質改善トリートメントを提供しています。「何を使っても改善しない」と感じている方は、ADDICT CAREの公式LINEから相談してみるのもひとつの選択肢です。プロが今の髪の状態から必要なケアを判断してくれます。
カラーダメージを最小限に抑えるシャンプーの選び方3つ

ヘアカラーで傷んだ髪には、毎日使うシャンプーの成分が特に重要です。「何を選べばいいか迷っている」という方のために、選び方のポイントを3つ絞りました。
①洗浄成分はアミノ酸系を選ぶ
シャンプーの洗浄成分は大きく4種類ありますが、カラーダメージがある髪にはアミノ酸系が最も向いています。
アミノ酸系は髪と同じタンパク質成分から作られているため、洗いながら補修もできるのが特徴。刺激も少なく、毎日使っても安心です。
成分表示で確認するなら「ラウロイルメチルアラニンNa」「コカミドプロピルベタイン」「グルタミン酸」などの文字を探してみてください。
②「カラーケア」「ダメージリペア」表記があるもの
ヘアカラー後の髪には、特に色持ちと補修を両立できるシャンプーが効果的です。
パッケージに「カラーケア」「ダメージリペア」と記載されているものは、カラーした髪の色素を守りながら補修成分も配合しています。同じシリーズのトリートメントとセットで使うとさらに効果を感じやすくなります。
③泡立ちと洗い心地で「合う・合わない」を確認する
どんなに成分が良くても、自分の頭皮や髪質に合わないシャンプーを使い続けると逆効果になることもあります。
最初は小さいサイズや試供品で試してみて、「頭皮がかゆくならないか」「洗い上がりがきしきししないか」を確認してから本品に切り替えるのがおすすめです。
頭皮に赤みや痒みが出た場合はすぐに使用を中止してください。日本皮膚科学会のガイドラインでは、アレルギー症状が出た場合は皮膚科受診を推奨しています。
ヘアカラーダメージが深刻なときに避けるべき3つのNG行動

ケアをがんばっているのに改善しない、という方はNG行動をしてしまっているかもしれません。
NGその①:カラー直後にすぐ洗う
ヘアカラー後48時間以内のシャンプーは、色素定着の前に流してしまうため色落ちが加速します。それだけでなく、カラー後に開いたキューティクルをさらに刺激してダメージを深めてしまいます。
カラー後24〜48時間はシャンプーを控えるのが基本。美容師さんに「今日は洗わないでください」と言われた経験がある方も多いと思いますが、それがまさにこの理由です。
NGその②:タオルでゴシゴシ拭く
タオルドライのときの摩擦は、ダメージ毛にとっては大敵です。濡れた髪はキューティクルが開いた状態で、そこに摩擦が加わると剥がれやすくなってしまいます。
タオルでぎゅっと挟んで水気を吸わせるだけで十分。ゴシゴシするのはやめてみてください。マイクロファイバータオルは通常のタオルより吸水力が高く、摩擦も少ないのでダメージが気になる方に特におすすめです。
NGその③:傷んでいる状態でブリーチや再カラーを急ぐ
「色が抜けてきた」「明るくしたい」という気持ちはわかるのですが、ダメージが蓄積している状態で重ねてカラーすると、切れ毛や断毛のリスクが上がります。
美容師さんに「今の状態を確認してから判断してほしい」と事前に伝えて、髪の状態に合わせた施術を相談するのが安心です。
ゆい
また染めたいんだけど、今の状態でブリーチしても大丈夫か不安で。
スタイリスト
ブリーチは正直、今の髪の状態を見てみないと何とも言えないんです。「断毛のリスクがある」と判断したら、ケアを先に提案することもあります。おしゃれを長く楽しむためにも、まず一度診てもらうのをおすすめします。
自宅ケアを続けるコツと続けやすくする工夫

「やり方はわかったけど続かない」という方、実はそれが一番多い悩みだったりします。ヘアケアは続けてこそ効果が出るもの。無理のない仕組みを作ることが大切です。
毎日のルーティンに組み込む
ヘアケアで挫折する原因の多くは、「やること」が増えすぎること。
まず、「シャンプーを変える」「洗い流さないトリートメントをつけてから乾かす」この2つだけから始めてみてください。何かを「追加」するより、今の流れに「差し替える」方が続きやすいんです。
週2〜3回のヘアマスクも、「お風呂で湯船につかる日」に合わせてルールを決めると忘れにくくなります。
ビフォーアフターを記録する
モチベーションが続かない方には、スマホで毛先の写真を撮っておくのが効果的です。
1ヶ月後に見比べてみると、「あれ、ちょっとまとまってきた?」という変化に気づけます。その変化がさらにやる気につながる、みたいな流れができるとケアが楽しくなってきます。
月1回、美容院でリセットする
自宅ケアは毎日の積み重ねですが、やっぱり限界はあります。3〜4ヶ月に1回でも、美容院でしっかりトリートメントをしてもらうとケアの効率が全然違います。
実は、、、美容院のトリートメントは「入れ直す」というより「整える」に近い感覚。自宅ケアで保ちながら、定期的にプロの手でリセットするのが最も効果的な組み合わせです。
まとめ:ヘアカラーで傷んだ髪を直す5つの方法

- カラー専用・アミノ酸系シャンプーに切り替える
- 週2〜3回、洗い流すトリートメント(ヘアマスク)で内部補修
- お風呂上がりに洗い流さないトリートメントで水分を閉じ込める
- ドライヤーは20〜30cm離して動かしながら・冷風で仕上げる
- 深刻なダメージは美容院のサロントリートメントでリセット
ヘアカラーは、やめなくていいんです。正しいケアを知っていれば、おしゃれも髪のツヤも両方手に入ります。
パサパサだった毛先が、数週間のケアでしっとりまとまるようになった日の感動は、体験した人にしかわからないもの。「また鏡を見るのが楽しくなった」と言ってくださる方が、ケアを続けた先に必ずいます。
まずは今日の夜のシャンプーから、ひとつだけ変えてみてください。
もし今の髪の状態がひどくて「何から手をつければいいかわからない」という方は、表参道の美容院ADDICT CAREの公式LINEに相談してみるのもいいと思います。今の髪の写真を送るだけで、プロが状態を見てケアの優先順位を教えてくれます。
ps. トリートメントは「毎日がベスト」ではなく「週2〜3回でしっかり」の方が効果が出やすいです。毎日やると成分が蓄積しすぎてべたつく原因になることもあるので、ほどよいペースで続けてみてください。


